産業用CAN=ファイバコンバータICF-1170I シリーズ

ワイド温度範囲モデル

規格

産業用CAN=ファイバコンバータ

CAN=ファイバコンバータICF-1170Iシリーズは、CAN信号を銅線から光ファイバに変換するために使用されます。変換器には、CANバスシステム用の2kV光アイソレーション保護と、CANバスシステムをオンライン状態に保つアラーム接点リレー付きのデュアル電源入力が付属しています。

 

ファイバテストモード

2台のICF-1170Iユニット間のファイバケーブルがデータを正しく送信しているかどうかをファイバテストモードによって簡単に判別できます。ファイバテストモードでは、ファイバトランシーバ(Tx関数)からデータ信号が連続的に送出され、”Fiber Tx” LEDが点灯します。接続の反対側では、ICF-1170Iファイバトランシーバ(RX)がTx側からデータ信号を受信すると、”Fiber Rx” LEDが点灯します。

主な特長

●光ファイバで最大2kmのデータ転送
●CAN信号をファイバに、ファイバをCAN信号に変換
●最大1Mbpsのボーレート
●冗長性を実現するデュアル電源入力
●端子抵抗120ΩのDIPスイッチ
●ファイバテストモード用DIPスイッチ
●Fiber Tx、Fiber Rx、Power1、Power2にLED点灯
●-40°C~85°Cの環境下に対応したワイド温度モデル
●ISO11898規格に対応

シリアルインターフェース
光ファイバ ICF-1170I-M-ST:100BaseFXポート(マルチモードSTコネクタ)
光ファイバ
低速ファイバモジュール マルチモード
ファイバケーブル要件 50/125µm,800MHz
62.5/125µm,500MHz
標準距離 5km
波長 標準(nm) 850
TXレンジ(nm) 840 to 860
RXレンジ(nm) 800 to 900
光パワー TXレンジ(dBm) 0 to -5
RXレンジ(dBm) 0 to -20
リンクバジェット(dB) 15
分散ペナルティ(dB) 1
CANインターフェース
アイソレーション 2 kV(ビルトイン)
ポート数 1
信号 CAN_L, CAN_H, CAN Signal GND
ターミネータ なし, 120Ω(DIP)
電源
入力電流 221 mA @ 12 ~ 48 VDC
消費電力 221 mA @ 12 ~ 48 VDC
入力電圧 12 ~ 48 VDC
電源入力数 2
過負荷電流保護
電源コネクタ ターミナルブロック(DCモデル)
外形
ハウジング メタル
IP定格 IP30
寸法 30.3 x 70 x 115 mm
重量 178 g
設置・取付 DINレールマウンティング
環境
動作温度 ICF-1170I-M-ST:0 ~ 60℃
ICF-1170I-M-ST-T:-40 ~ 85℃
保管温度(外装含む) -40 ~ 85℃
相対湿度 5% ~95%(結露なきこと)
規格および認証
EMC EN 55032/24
EMI CISPR 32, FCC Part 15B Class A
EMS IEC 61000-4-2 ESD: Contact: 8 kV; Air: 15 kV
IEC 61000-4-3 RS: 80 MHz to 1 GHz: 3 V/m
IEC 61000-4-4 EFT: Power: 4 kV; Signal: 2 kV
IEC 61000-4-5 Surge: Power: 1 kV
IEC 61000-4-6 CS: 150 kHz to 80 MHz: 3 V/m; Signal: 3 V/m
IEC 61000-4-8 PFMF
環境試験 IEC 60068-2-1
IEC 60068-2-2
IEC 60068-2-3
安全 EN 62368-1
振動 IEC60068-2-6
MTBF
時間 792,085 時間
規格 Telcordia (Bellcore) , GB
保証
保証期間 5年

本体

ICF-1170I-M-ST CANbus=ファイバコンバータ, マルチモードSTコネクタ, 動作温度:0 ~60℃
ICF-1170I-M-ST-T CANbus=ファイバコンバータ, マルチモードSTコネクタ, 動作温度:-40 ~85℃

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