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ケーメックスでしか手に入らない! ドイツ・binder社の小型丸形コネクタ(その3)

2018/10/18

日高浩
日高浩

これは便利! 小型の光電センサや近接センサに使える珍しいM5タイプのコネクタ

さて第3回目を迎えるbinder社のコラムですが、今回はM5タイプの小型丸形コネクタとして登場した「オートメーションテクノロジー 707シリーズ」(以下、707シリーズ)について、詳しくご紹介したいと思います【★写真1】。
【★写真1】M5タイプでシールド付きの「オートメーションテクノロジー 707シリーズ」。

最近、巷ではIoTの話題が頻繁に取り上げられるようになってきました。工場内でも、さまざまなプロセスで自動化が進んでおり、光電センサや近接センサが用いられる機会が多くなりました。センサ自体も非常に小型化しており、なかにはM5タイプの製品も登場しています。

とはいえ、このクラスに使えるような小型コネクタは、あまり市場にも出ておらず、ケーブルをセンサに直付けにしていたり、ケーブル一体型になっているものがほとんどでした。しかし、もし何かセンサーにトラブルが発生した際などは、ケーブルを着脱して交換できるほうが便利なことは明らかです。
そこでお役に立つのが、今回の新製品である707シリーズというわけです【★写真2】。前述のように、そもそもM5タイプのコネクタ自体があまりないのですが、707シリーズの特徴はM5タイプに加えて、電気的にシールド対策が施されていることでしょう。
【★写真2】「オートメーションテクノロジー 707シリーズ」の外箱。

ケーブルの外皮を剥くと、よく分かると思います。心線の全周360度にわたって、網目状のシールドが巻き付いています【★写真3】。これにより、外部および内部からのノイズの影響を受けずに、微弱なセンサ信号を確実に伝送できるのです。
【★写真3】707シリーズのケーブル外皮を剥いたところ。
心線の全周360度にわたり網目状のシールドが巻き付いている。

この707シリーズには、モールド型のオスとメスのタイプがあり、形状がストレート型と90度に折れているアングル型が用意されています【★写真4】【★写真5】。センサは3線式あるいは4線式なので、それに合わせてピンも3極または4極に対応しています。またコンタクトは3×0.14/3×0.25/4×0.14/4×0.25の4タイプのサイズを用意しています。

【★写真4】707シリーズ(モールド)、ストレート型の外形。
写真はオス型だが、メス型も用意。

【★写真5】707シリーズ(モールド)、アングル型の外形。
写真はオス型だが、メス型も用意。

ケーブルの材質ですが、耐油性に優れたPUR(ポリウレタン)を採用しており、長さが2mと5mの製品から選べます。使用温度はー25~+85℃までとワイドレンジです。コネクタの勘合については、スクリューロッキング式を採用しているため、簡単には外れることはありません。もちろん耐水性もあり、IP67に準拠しています。


また筐体のパネルに取り付けられるように、電線付きのレセプタクルもあり、オスとメスの両タイプをチョイスできるように配慮しています【★写真6】。レセプタクルをパネルに固定する際に、穴にレセプタクルを差し込んで、背面からナットでロックできるタイプもあります。このナットも振動対策済なので安心してご利用いただけます。
【★写真6】707シリーズ、パネルマウント用(オス)の外形。
パネルの背面から取り付けられる。

さらにPCB(基板)に取り付けられるレセプタクル【★写真7】も揃えていますので、ごぜひ用途に合わせて選択してください。このほかにも、アクセサリーとして未使用時にレセプタクル側のコネクタ部を目隠しするキャップなども用意しています。
【★写真7】707シリーズ、パネルマウント用(オス)の外形。
PCB接続に使えるタイプ。


M5タイプのセンサ用コネクタで、なおかつシールド付きの製品は、今後さまざまな分野で重宝されると思います。ぜひ御社でもご採用を検討してください。それでは次回もよろしくお願い致します。

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日高浩

日高浩
コネクタスペシャリスト

1992年にケーメックスに入社、東京の一部と北関東から東北・北海道まで担当 している営業です。週末はジムに通いエアロビスクをして満喫していますが、 晩酌が大好きなのでメタボ解消の取り組みとして休肝日をつくる日々努力しています。